宵待草のやるせなさ

F1、レッドブル、ライコネンやらで遊んでます。

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my winding "ice" road

えへへ
ちょっと壊れてました。
プレカンやコラムの喜びダダ漏れライコネンのあまりの眩しさに制御不能に陥っていました。
いや、今シーズン確かにそういう傾向はあった。その度に違和感なりをここでも書いてきた。徐々に慣れつつはあったけどそれにしても今回はもう? ねぇ?
だれだよあんた!みたいな。えへ

フェラーリ祭りもあってますね?
色んなニュースが出ていて追い付けず嬉しい悲鳴ですが、ひとまずブラジルGP&シーズン感想です。
今回はライコネン編。長くなったので他のことはまた後で書きます。
ではダラダラととりとめもなくレッツゴー。



デビューから7年。三度目のチャンスでようやく掴んだ初タイトル。悲願達成。そりゃ嬉しかろう。私も嬉しい。
でもまず先に言っておきたいのは、あんなに望んでいたタイトルだけど、私にとって今年はそれを必要としないくらい満足できるシーズンだったということです。
最終戦、タイトル獲得はルカ会長も言うように期待はしてたけど予想はしてませんでした。もう充分楽しんだし、そもそも心の準備が出来ていなかったし、もっと言えば獲られても困るくらいの勢いで迎えました。
どうせならタイトル争いの緊張感をもっと長い時間味わい尽くしてから決めて欲しいというどこまでも欲張りな考えもあり。ほら、もっと胃をキリキリさせてからの方が良いでしょう?(ライコネン好きはどこかしらMっ気があると思っている)
決勝前の記事にこの辺りちょっと書いてましたが、万が一のことを考えて消しました。何が起きるかわからないから。別に言霊なんて信じてるわけじゃないけども。
でもその「万が一」が実際に起きちゃったわけで。だからもうこのタイトルはホントに特別ボーナスみたいなものに思えます。こんなに贅沢で良いんでしょうか!みたいな。
ちなみに本人に言わせるとこんな感じらしい。

『天使からのバースデープレゼントのよう』
byコラム

ぶーーー(茶吹いた音)
な、なんて情緒豊かな表現なの…
神様じゃなくて天使なあたりがポイントです。

「勝負は時の運」とも言いますが、信頼性に泣かされ続けた人がその信頼性で勝ちを掴んだ。ハミルトンのミスも大きかったけど、それ以上に大きかったのはギアボックストラブル。
ここまで例えトラブルが出てもダメージを最小限に抑えられていた人が、最後の最後に抑えられなかったのは何とも皮肉なことに思えます。

ライコネンを見てきた一ファンとして、ここまでの道のりは長かったか、短かったか。
私には「ちょうど良かった」と言えるかもしれません。
読んでいただくとわかるように、私は初めからライコネンに惚れ込んで彼一筋にやってきたわけではありません。こう言っちゃなんですが、ちゃんと熱が入ったのは2005年からです。確かにマクで走り始めた2002年から応援はしてきましたが、「ライコネンの走りのどこがいいのかわからん」と長いこと迷走ファンというか迷走ウォッチャーをやっていました。応援というより「見る」と言った方が正しいと思う。
それでも見続けた理由。一つはミカのバトンを受けたから。無条件でいずれチャンピオンになることを願いました。マクラーレンで。でも多分これはきっかけに過ぎなかったんだと思う。
もう一つの理由。ライコネンの良くも悪くもマイペースでゴーイングマイウェイなところ。ここが自分にとっては魅力でした。ペーター・ザウバーが初テスト時の印象を「走りよりも人間性に惹かれた」と語っているのを見て大いに共感したものです。走りに特に惹かれないと言いながらも、「周りは関係ねー、自分は自分」という揺るがないスタイルは好きでした。だからこそ走りに関係なく先々どうなるのか興味は尽きなかったし、「見る」ことを止めなかったのかなと思います。

ザウバーデビューの2001年、異例の飛び級と騒がれているのは知っていたものの、F1初心者の自分には何がどうスゴイのかよくわからず「あらカワイイ子」という印象の方が強かった。
あ、でもそれなりに結果を出していたのを見て、ミカが休養から帰ってきた時にシートを空けてもらえるのか心配したような記憶がある。あなどれんと結構評価していたような。今思えば不思議(笑)

マク初年度2002年、ミカの後を継ぐドライバーとして見始めた私には、やっぱりミカの代わりはいないということを思い知らされた一年でした。当然のことだし一番やってはいけないことだと判ってはいたけど、どうしてもそうなってしまった。
コース上で光るものには気付けなかったけど、というよりむしろ「おもしろくねー」とさえ思ってたけど、キャラは気に入ったのですんなり入れたというね。なんかホントすんませんこんなで…今だからこそ謝りたい。
フランスで初優勝を逃した時の悔しそうな表情は印象的でした。

2003年、初優勝のマレーシアは本当に嬉しかった。過去のレースのことは大抵忘れる私だけど、あの時の感情やバンザイしながらヤッター!と叫んだことは今も覚えています。トップ勢が脱落していった中の粘り勝ちで、もぎ取った勝利とは違ったけど、ようやく始まりを見たような気がしました。走りそのものがどうというわけではなく、単純に勝ったその事実が嬉しかった。
この年はタイトル争いをしていたわけですが、ぶっちゃけあまり印象に残ってません。何のことはない、私がまだ彼のことを意識してよく見てなかったから。何も知らず、知ろうともせず、ただ見ていただけ。当時F1で自分にとって楽しいことが他にもたくさんあって、意識が広く浅くいってました。だから自分の中では「まだ充分惹かれるものがない」=「チャンピオンはまだいい」となっていました。キャラだけじゃタイトルはあげられないというね。我ながら何様だよホント…(笑)
ただあの状況自体を楽しんだのは事実。存分にエンジョイしたシーズンでした。

2004年、マクラーレンどん底のシーズン。心がF1から一番離れた年とも言えます。レースは見てたけどニュースチェックはほとんどしてませんでした。だから私の中ではほぼ空白の一年。前にもちらっと書きましたが無かったことになっています。
シーズン後半の巻き返し?マシンのバージョンアップは覚えてるけどあんまり記憶にないんだなぁこれが。ここから2005年へと続いていくわけで、もったいないことをしたと思ってます。

そして2005年、スペインGP。確かこのブログを始めたのもこの時期だったかな。それまで「それなりの走り」にしか感じていなかったのが、ライコネン+MP4-20の速さに惹かれ、ようやくこのドライバーを知ろうと思いました。ファン元年といいましょうか。初めてタイトルを本気で意識し始めました。マシンとドライバーのマッチングの重要性を認識出来た年でした。
日本GP、レースで初めて泣きました。

2006年、前年逃したタイトルをきっと手にして欲しい。そう願ったけどタイトル争いにも加われず悔しいシーズンとなりました。シーズン序盤、本人のギブアップ宣言を目にした時はホントに悲しかったしがっかりした。でも今思えば私にとっては貴重な一年になったと言えます。
タイトルを獲ることは本当に素晴らしいこと。この上ない最高のこと。でも同じタイトルでも、本気の悔しさを知らないまま獲るタイトルよりも、その価値は何倍も大きく感じられるような気がします。下を見ればキリがない、空腹は最高の調味料、まぁそんなのと同じ意味にはなるかもしれないけれど、それでも待ち望んだ分喜びは大きいもの。ゲームで例えるならテトリスの長棒3本分まとめてクリア!みたいな。

まぁそういうわけで、見ている私にとってはちゃんとファンになるための準備期間を与えてもらって、土台作りが出来た数年間と言えます。

そして今年。
新しいチーム、それも今まで最大のライバルとして見ていたフェラーリに移籍して初めてのシーズン。もちろん不安はあったけど、それはライコネンがどうなるのかということよりも、自分の気持ちに折り合いを付けることの方が大きかったかもしれません。
成功はして欲しい。叩かれるのを見るのはイヤ。それで開幕戦からいきなり勝ってくれて安心はしたものの、心の中はなんとなくモヤモヤ。あれは多分、なんでチーム変わった途端勝ってるんだよーという嫉妬に近いものがあったんだと思う。自分の中でまだマクラーレンとライコネンが完全に断ち切れてなかった。だからシーズン序盤は頭と身体が別モノのような、自分が2つに割れてるような感覚がありました。そのうち慣れるだろうと気にしないようにしたけどなかなか難しくて、バーレーンまではそんな感じでした。バーレーンは最高潮に達してたと思う。色々とヤバかった(笑)
変わったのは「乗れてない」と判ってから。アメリカGPあたりにもこの辺のことは書きましたが、自分のあのモヤモヤもそれどころじゃなくなりました。とにかく早く戦えるようになって欲しい。それだけでした。モナコからカナダのあの時期は結構堪えたなぁ。だからアメリカで見られた勢いは本当に嬉しかったし、その後の二連勝は天にも昇る思いでした。戦える喜びっていうの?当たり前のことだと思ってたけど忘れちゃいけないねぇ。

いつもそれなりに「その時」を楽しめたと思うけど(04除き)、今年は特に充実していました。濃かった。1人のドライバーの1シーズンの起承転結を、チームと共に階段を一段ずつ上がっていく様を、ここまでちゃんと感じられたのは初めてです。
何の苦労もなく順風満帆に事が運んでいたら、きっとこんな大きな喜びにはならなかったと思う。序盤の躓きがあったからこそライコネンというドライバーをもう一度見つめなおすことが出来たし、チームのありがたさが判ったし、この状況を受け入れられるようになったのかなと思う。
シーズン序盤、「ドラマチックな演出を楽しめということか」と書きましたが、正にその通りになりました。
何より本人が幸せそうで、移籍は正解だったんだと思います。ライコネンにはマクラーレンよりフェラーリの方が合っていたんだなぁ。全然寂しくないと言えばウソになるけど、でも良かった。こっちに伝わってくるほどの幸せを感じられる居場所を得られたことが、素直に嬉しい。
冒頭の「タイトルを必要としないくらい満足できるシーズンだった」というのは、そういうことです。

ここまではブラジル決勝前に、シーズンが終わったら書こうと思っていたことです。
しかしまだ続く。
まだまだ夢の続きがあっただなんて誰が予想できたでしょう。

運命の最終戦、最高のスタートが切れて夜中に一人で大騒ぎしました。その直後にはハミルトンのコースオフでこんなことってあるんかい!とテンション倍増。
それでもポイント圏内に留まっていたので、タイトルの可能性は殆ど考えていませんでした。とにかくこの時の願いは勝つこと、出来ればワンツーで。それだけ。
そして数周後のハミルトンのスローダウンシーン。
えええええええええええええええええええええ!!!???
とな。
もうもうもうほんっとに信じられなかった。神様の存在を本気でちょっと信じた。
俄然有利になったけど、それでもまだまだ何が起きるかわからない。マクの下位からの追い上げは今までイヤというほど見てきたし、この時点でもタイトルのことは考えていませんでした。
アロンソを徐々に引き離しレースペースは勝ったぜと喜んだものの、迎えた1回目のピットストップはペースもあまり良さそうに見えず、マッサの前に出られなくてちょっとがっかりしたものです。
第2スティント、徐々に差を縮めていたところに突然マッサの危ないシーン。一気に差は縮まったけどひいいいいいと肝冷やした方が大きかった。
そしてマッサのピットストップ。その後3周でしたっけ?かつて無いほど祈ってました。チームメイトだという事実なんか忘れてひたすら祈った。頼むから前出てくれと祈り倒した。ファステストを出す姿を見ながらなんかもう泣いてました。一年間の集大成がここなんだと勝手に位置づけて盛り上がってました。なんであんなに泣けたのか自分でも不思議(笑)
無事前に出た後はもう満足というか燃え尽きてしばらく気分は小康状態。
いつもならライコネンに何も起きないよう祈るところだけど今回それは無かったなぁ。ただぼーっと見てたような。でも身体は震えてました。あの日寒かったせいだと思うけど、緊張もあったのかもしれない。
ハミルトンの位置を見ながら、だんだんタイトルの可能性を考えるようになりました。これはもしやいけるんじゃね?と。じわじわ湧き上がってくる期待。あの時の気分はなんて表現すればいいのかわからないなぁ。え?マジで?今日なの?いやうそちょっと待ってくれ!という動揺も混ざりつつ、身体の震えは増す一方で(笑)
残り3周になった時、急にまた泣けてきてしょうがなかった。さっきのとは違う涙。1周また1周と周回数が少なくなるにつれて、もうすぐ夢が叶うのかもしれないとリアルに思えてきて、ただただ涙が止まらなかった。誰かがリタイアする可能性なんて思いつきもしなかった。
そしてついに「ワールドチャンピオン」が決まった瞬間、もはや涙腺は完全崩壊。久々にしゃくりあげて泣いた。ライコネンのいつもより大きめのガッツポーズにまた泣けた。
ウィニングランからは夢の中で見てるようでした。映画のようでした。

パルクフェルメに戻ってきて一体どんなアクションを見せてくれるのか楽しみにしてたけど、マシンの上でよろけながらオーッとやるだけでいつもと何ら変わらない姿に笑えました。それでこそライコネンだ。
でも真っ先にマッサにお礼言ってましたね。(シャレじゃないよ)プレカンで「計画があったから戦ってない」と言ってたくらいだしやっぱりそういうことだったのかな。私のあの涙は一体…(笑)まぁどっちでもいいや。スタートでも絶妙なアシストをいただきました。とにかくありがとう。
計量後のトッド、マッサと3人でのハグシーンからチームクルーと喜びを分かち合うシーンは感動モノだったなぁ。おめでと?ありがと?な気持ちでいっぱいでした。

そしてポディウムへ。
舞台袖までの階段を昇って行く時の西岡アナのコメントがまた泣かせる。「これまでの人生を象徴しているかのよう」とかなんとかさぁ?もう参るじゃねぇか。
階段の途中で止まって靴紐かなんか結んでたのかな?そしてタッタッと軽やかに上がって行く後姿を追うカメラ。頂上に着いた時そこに映ったのは一瞬光が飛んで真っ白な世界。なにこれ映画のワンシーンのようだよ…(泣)
アロンソ初タイトルの時は彼のアクションそのものに感動させられたけど、今回は周囲の演出に感動させられた。いいんかホントにこれでいいんか(笑)

ポディウム登場シーンは…ごめんまた笑った。
ひょこって出てきたよねひょこって。んでまず飲むと。きっと浮かれすぎて手順が頭から飛んでたねあれは。
その横では自分の台位置を迷うマッサ&アロンソ様。あの狭い空間で迷子です。
何でポディウムだけはいつも通りコントになるんだろう。涙も引っ込んだわ(笑)
でも国歌演奏中のライコネンは良い表情してましたね。あの時に聞いたフィンランド国歌はまた格別でした。フェラーリクルーの盛り上がりが最高だったなぁ。やっぱイタリア国歌は楽しい。

そしてお楽しみのサンバdeシャンパンファイト。
いいねいいね?銀紙吹雪に血湧き肉踊るリズム!ドラマチック度MAXです。
すごく綺麗な光景でした。キラキラしてて笑顔のライコネンがいて…もうなんかね…ここは天国?
ええい舞い上がれ?どんどん舞い上がれ?祝福のキラキラ銀紙?銀紙?ぎん…ちょっと多くない?ライコネンの顔にもたくさん貼り付いて更に輝き倍増☆ちょっぴりひいちゃうくらいの銀紙ぶりでした。

皆で揃ってお手振りした後荷物をまとめてさっさと帰りかけたライコネン、を呼びとめたトッド。台上でのお手振りが残ってるよ?と。アロンソも帰りかけてたような。「ほらこっち来て、ああそこまだ帰らない!」とまとまりのない人達を台に集める様子はまるで学校の先生のようでした。呼びとめられた後の「え?なんすか?」みたいなライコネンがまたいい。袖に担当メカニックの小さい人(名前がわからない)が来てたし早く行きたかったんだろうね。

最後にプレカン。
感激と感謝の気持ちに溢れた言葉が並び、ホントにもうあんただれ状態(笑)

「 I love the team」

ライコネンのこの言葉が全てだと思う。また泣ける。
移籍が決まった時、兄さんのように「みんな大好き」とか言い出したらどうしようなんて書いてましたが、何やら現実になってしまった。すごいね?ホントすごいわ。
更には「これまでよりずっとF1が楽しかった」ときた。ドライビング以外の理由で。とくればもうねぇ?。ああもう何このオノロケ会見は。
でもチャンピオンになった喜びのあまり我を忘れているのかもしれない。タカが外れているのかもしれない。こんな姿は二度と見れないかもしれない。そのくらいのつもりで、永久保存版決定。
でもコラムもスゴかったから今後もこの路線で行くような気もする…
どうしよう。堪えられるのか私(笑)

マシンも良かったおかげで最高のエンディングを迎えられた一年目。
でも一番大事なのは、チームが苦しい時にどれだけやれるか。
来年も巧くいくとは限らないけど、またどんな展開が待っているのか、どんなライコネンが見られるのか楽しみです。


ちょっと一言。
このところ思うこと。親しい人の前だけで見せる姿がだんだん表にも出てきているのかな。
ミートボールのマッシュポテト添えが大好物の、楽しい感じのフィンランド人の姿が。
ちょっと脱線しますが先月出た雑誌「F Graphics vol.7」のライコネン特集は本当にタイムリーな記事になったと思う。ライコネンの歴史が詰まっていて、すごく良い内容でした。初めて見たサーキットというベンボーレ・サーキットも出てくるし、F1までのこと、ご両親や友人、縁のある人達が語るライコネンの姿に新しい発見もあり。今回コラム等で語っていたことも判ります。
これ入手した当初感想書いてここに上げようとしたんだけど、どうやっても夜中に書いたラブレターばりにコッ恥ずかしいことになってしまうのでやめました(笑)それくらい威力のある特集。
一番印象に残っているのはご両親の愛情深さ。そんなライコママがとある思い出を語っていまして。ライコネンが8歳の時、ライコママを抱きしめながらこう言ったそうな。
「お母さん、僕はきっと世界チャンピオンになってみせるからね。どの種目かはまだわからないけど」
うん、ついに約束を果たせたね。
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  1. 2007/10/29(月) 23:00:05|
  2. F1
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